パスタは様々なブランドから販売されているが、パスタの製法による違いはご存知だろうか。
パスタの製法には「テフロン製法」と「ブロンズ製法」があり、製法によって特徴や相性の良いソースが変わってくる。
この記事では、パスタの製法による違いとその使い分け方について簡単に解説する。
テフロン製法のパスタとは
テフロン製法のパスタは、表面がつるっと滑らかなのが特徴。
麺の表面がツルツルしているので、茹でたときにくっつきにくく、光沢があるので見た目が美しい仕上がりになる。
ソースが絡みすぎずあっさりとした仕上がりになるので、ペペロンチーノや冷製パスタのような軽めのソースに向いている。
世界的に有名で定番なのが下記のBarilla(バリラ)のパスタ。
日本製だとマ・マーが有名で、パスタといえばこれという人も多いと思う。
どちらもスーパーで売られているので、普段使いしやすい。
ブロンズ製法のパスタとは
ブロンズ製法のパスタは、ざらざらとした質感が特徴。
麺の表面が粗いので、ソースがしっかりと絡むので、濃厚なミートソースやクリームソースとの相性が良い。
茹で方には少し注意が必要で、表面に穴が空いていて水を吸いやすいので、グツグツ沸騰したお湯で茹でてしまうと、ベチャッとしてしまう可能性がある。
お湯がボコボコと沸騰しない90℃くらいで茹でるのがコツ。
定番はディ・チェコで、こちらもスーパーで売っている。
腰が強く、茹で上がりのもちもちとした食感を楽しめる。
テフロンとブロンズの使い分け
上でも説明したとおり、テフロンとブロンズの違いは麺の表面がつるつるしている or ざらざらしているところ。
そのため、次のように使い分けるのがおすすめ
- 軽いソースにはテフロン:ツルツルした表面でソースをさっとまとわせ、軽やかな風味を楽しめる
- 濃厚なソースにはブロンズ:ざらつきがソースをしっかりキャッチし、コクのある味わいを引き立てられる
- その他のポイント:サラダ系や夏の料理にはテフロン、冬のこってりした料理にはブロンズと季節による使い分けもおすすめです。
テフロン・ブロンズどちらにも様々なブランドのパスタがあるが、米を食べ比べるのと同じでそこまで大きな差はない。
よって、テフロンとブロンズの使い分けさえ意識しておけば、よほどのこだわりがなければスーパーで買えるもので十分だろう。